Alexaから家の家電を制御できるようにした際の格闘記録 その1 やりたいことの確認と購入した部品とライトの制御まで
あらまし
ざっくりこんなかんじでした
- 最近自宅作業が多くなってきて、家環境整えてきてえ〜というお気持ちが高まっていた
- 最近流行りなスマートホームってよさげやん。やってみたいやん。
- Raspberry Piかって、Alexaつっこめば1台で全部できそうやん?
- やっていき〜〜〜
やりたいこと
- Raspberry PiにAlexaを入れて、
- 音声制御でおうちの家電をいい感じに制御して、
- 快適なおうち生活を送っていきたいっ...!!!!!!
完成図
こんなかんじでイケるようになりました オフトゥンから出ずに暖房つけれるので最高ですね
Alexaパイセンから家電制御できるようにしたーーーーー!これで布団から出ずにエアコンいじったり、電気消せるーーー!
やったこと
一覧としてはこんな感じでした
- Raspberry Pi 3買った
- 必要な電子部品等を買った
- コンセントから電源とるライトをオンオフできるようにした
- エアコンを赤外線LEDで制御できるようにした
- Raspberry PiにAlexaを召喚
- MQTTサービスを利用して、AlexaからGPIOの操作をする
書いててクソ長くなって気力が死んだので、とりあえずライトの制御までを書いていきます
Raspberry Pi 3買った
普通にAmazonで買いました。
Raspberry Pi 3 Model B V1.2 (日本製) 国内正規代理店品
- 出版社/メーカー: Raspberry Pi
- 発売日: 2016/02/29
- メディア: Tools & Hardware
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ケースは個人的にイケメンと感じたのでこれにしました。
アップグレード!LOTW Raspberry Pi 3 2 専用アクリル・ケース カバー アップグレードRaspberry Pi Model B+ B(9 layers)(Black/黒)
- 出版社/メーカー: LOTW
- メディア: エレクトロニクス
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SDは家にあった32GBのをつかってみましたが、16GBぐらいでたぶん十分だった。
必要な電子部品等を買った
以下の部品らを秋月で買ってきました
- BME280使用 温湿度・気圧センサモジュールキット: センサ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- 赤外線リモコン受信モジュール GP1UXC41QS: センサ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- 3mm赤外線LED OSI5FU3A11C (10個入): LED(発光ダイオード) 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- ソリッド・ステート・リレー(SSR)キット 25A(20A)タイプ: 組立キット 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- 2石マイクアンプキット(プリアンプキット): 組立キット 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- エレクトレットコンデンサーマイクロホン(ECM) WM-61A相当品 リードピン付: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- ヒューズホルダー(中継用) MF-520: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
あと、マイクをつなげるのに、USBのサウンドボードを買った
秋月で買わなかったけど、延長コードも1本必要でした 以下のような感じで、途中から裂いたりできるタイプ
コンセントから電源とるライトをオンオフできるようにした
机にある電気をラズパイから制御できるようにしてきます。 ソリッドステートリレーが活躍してくれます
写真を撮り忘れたんですけど、雰囲気は以下のブログのような感じです
物理の実装
とりあえず、物理層の実装はこんな感じです
- 秋月のソリッドステートリレーのキットを組み立てる
- コンセントの延長コードを準備して、適当な位置で真ん中を裂く
- 2本になったうち、片方のケーブルを切って、ソリッドステートリレーキットのACの+-部分につなぐ
- ソリッドステートリレーキットのDCの+-部分には、RaspberryPiにつなげれるようにする
- DCの+-部分はRaspberry PiのGPIOとGNDにつなぐ
これで準備はできた感じです。
回路に問題ないかを確認したかったら、角電池とバッテリースナップを準備して、DCのところに抜き差ししてみるとサクッと確認できて便利です
あとは、Raspberry PiのGPIOピンにDCの部分をつないで、GPIOをHIGH
にしてやると電気がつくはずです
アプリ層の実装
GPIOをいじってRaspberry Piからソリッドステートリレーをオンオフできるようにしてみます。
GPIOを操作するにはWritingPi
が導入ラクだし使うのラクだったので、使ってます。
導入は以下みたいなコマンドをぶったたけば終わるのでちょろいです
$ sudo apt-get install libi2c-dev git $ git clone git://git.drogon.net/wiringPi $ cd wiringPi $ ./build
実際にGPIOをHIGH
にしたりLOW
にする際は、こんなかんじでやります
$ gpio -g mode 18 out // BCM 18ピンをoutモードにする $ gpio -g write 18 1 // BCM 18ピンをHIGHにする
ピンの番号がわからないときは、gpio readall
を叩くとわかります
実際のピンに対応するBCM番号や、現在のモードと値がわかったりします。
例えば、さっきのコマンドを叩いたあとにgpio readall
してみると、
BCM 18に当たるGPIO.1
というnameの行がMode
がOUT
でV
が1
になっていたりします
$ gpio readall +-----+-----+---------+------+---+---Pi 3---+---+------+---------+-----+-----+ | BCM | wPi | Name | Mode | V | Physical | V | Mode | Name | wPi | BCM | +-----+-----+---------+------+---+----++----+---+------+---------+-----+-----+ | | | 3.3v | | | 1 || 2 | | | 5v | | | | 2 | 8 | SDA.1 | ALT0 | 1 | 3 || 4 | | | 5v | | | | 3 | 9 | SCL.1 | ALT0 | 1 | 5 || 6 | | | 0v | | | | 4 | 7 | GPIO. 7 | IN | 1 | 7 || 8 | 0 | IN | TxD | 15 | 14 | | | | 0v | | | 9 || 10 | 1 | IN | RxD | 16 | 15 | | 17 | 0 | GPIO. 0 | IN | 0 | 11 || 12 | 1 | OUT | GPIO. 1 | 1 | 18 | | 27 | 2 | GPIO. 2 | IN | 0 | 13 || 14 | | | 0v | | | | 22 | 3 | GPIO. 3 | IN | 0 | 15 || 16 | 0 | OUT | GPIO. 4 | 4 | 23 | | | | 3.3v | | | 17 || 18 | 0 | IN | GPIO. 5 | 5 | 24 | | 10 | 12 | MOSI | IN | 0 | 19 || 20 | | | 0v | | | | 9 | 13 | MISO | IN | 0 | 21 || 22 | 0 | IN | GPIO. 6 | 6 | 25 | | 11 | 14 | SCLK | IN | 0 | 23 || 24 | 1 | IN | CE0 | 10 | 8 | | | | 0v | | | 25 || 26 | 1 | IN | CE1 | 11 | 7 | | 0 | 30 | SDA.0 | IN | 1 | 27 || 28 | 1 | IN | SCL.0 | 31 | 1 | | 5 | 21 | GPIO.21 | IN | 1 | 29 || 30 | | | 0v | | | | 6 | 22 | GPIO.22 | IN | 1 | 31 || 32 | 0 | IN | GPIO.26 | 26 | 12 | | 13 | 23 | GPIO.23 | IN | 0 | 33 || 34 | | | 0v | | | | 19 | 24 | GPIO.24 | IN | 0 | 35 || 36 | 0 | IN | GPIO.27 | 27 | 16 | | 26 | 25 | GPIO.25 | IN | 0 | 37 || 38 | 0 | IN | GPIO.28 | 28 | 20 | | | | 0v | | | 39 || 40 | 0 | IN | GPIO.29 | 29 | 21 | +-----+-----+---------+------+---+----++----+---+------+---------+-----+-----+ | BCM | wPi | Name | Mode | V | Physical | V | Mode | Name | wPi | BCM | +-----+-----+---------+------+---+---Pi 3---+---+------+---------+-----+-----+
ここまでできたら、ソリッドステートリレーのDC部分をGPIO.1
とGND
につないでみると、ライトがついてくれるはず。
もし、つかなかったら、以下を確認してみましょう。
gpio readall
をして、繋いでいるところのGPIOのV
が1
になっているかを確認- さっきの例だと
GPIO.1
のV
が1
になっていればいい
- さっきの例だと
- DCのところに乾電池とかを繋いでみて、ライトが点灯するか
- GPIOの読む際、Raspberry Piの向きがあっているか
-私はこれをミスりまくって時間を溶かした
オフにする際は、V
を0
にすればよい
$ gpio -g write 18 0 // BCM 18ピンをLOWにする
こんなかんじで、Raspberry Piからライトをオンオフできるようになりました。
次の記事ではエアコンを制御したときのことを書こうと思います〜。