お気持ちの表明

思考を雑に外出していきます

低温調理機をつくったお話 @低温調理 Advent Calendar 2017

この記事は、低温調理 Advent Calendar 2017の3日目の記事です。
盛大に遅刻しました。ごめんなさい。

低温調理機をつくった話をします

低温調理機は常々ほしいと思っていたのですが、そこそこ値段するんですよね。
それっぽいものつくれないかなと思って調べたら、イケそうな気がしたのでつくりました。
7月くらいには、勉強会で発表ネタにもしてみてみました。

今回は、その時の発表内容を文字起こししていく感じでやっていきます。

低温調理機の構成

実装のために、低温調理機の構成を考えてみます。
以下の4要素あればイケる気がしました。

  • コンピュータ
    • 温度を見て、水温を一定に保つ
  • ヒーター
    • 水温を上げる
  • 温度計
    • 水温を測る
  • 撹拌機
    • 水温を全体的に均一にする

で、実装にあたって今回はこんな感じでやりました

  • コンピュータ
  • ヒーター
    • 水槽用ヒータ
  • 温度計
    • 1-wireでデータを取れる水温計
  • 撹拌機
    • 水槽用ポンプ

これらを購入してきて、実際に低温調理機をつくってみました。

実装(物理)

回路図等飛ばして、完成写真はこんな感じになります。

f:id:symmt9302:20171204010436j:plain

実際に低温調理機をつくるのに、だいたい以下のものを買いました。

物品 価格 備考
Raspberry Pi 600円ぐらい~5,000円ぐらい 温度制御用(私は初代を持ってたのでそれつかった)
水槽用ヒータ 1,680円@amazon 水を温める
ソリッドステートリレー 800円@秋月 ヒータのオンオフ制御用
ヒューズ 30円@秋月 事故防止用。5Aでよかったかは謎。
延長コード 100円 途中にヒューズをかませて、電源とヒータの間につかう
水温計 263円@amazon 水温測るのにつかった
水槽用ポンプ 677円@amazon 水を撹拌するのにつかう
バケツ 300円 水槽つくる用

私はRaspberry Piを元々持っていたので、それを抜くと4,000円ぐらいで作れました。

雑に説明すると、こんな構成になっています。

  • 延長コードにヒューズとソリッドステートリレーをかませ、水槽用ヒーターをつなぐ
  • バケツに水を張り、ポンプを設置する
  • ソリッドステートリレーと水温計をRaspberry Piにつないでおく

物理層自体はそんなもんで、
あとは温度制御をするためのプログラムを準備すると調理機になってくれます。

実装(コード)

実際のコードは以下に公開してます。

Symfony3(PHP)で書いてあって、
設定した温度に合わせて、ヒーターをON/OFFして温度制御してくれます。
PHPが書ければ、肉を調理することができる便利な時代になりました。

こんな感じでAPIを叩くと調理が始まる感じになっています。

$ curl -sS -X POST http://127.0.0.1:8000/cooking/status
{"message":"The cooking does not begin yet."}

$ curl -sS -X POST http://127.0.0.1:8000/cooking/start --data 'cookingTemperature=56' --data 'cookingTime=09:00:00' --data 'description=ローストビーフ'
{"isCooking":true,"CookingTime":"09:00:00","CookingTemperature":56,"CurrentTemperature":"55.562","CookingStartTime":"2017-06-26 23:38:04","CookingEndTime":"2017-06-27 08:38:04","description":"\u30ed\u30fc\u30b9\u30c8\u30d3\u30fc\u30d5"}%

$ curl -sS -X POST http://127.0.0.1:8000/cooking/status | jq .
{
  "isCooking": true,
  "CookingTime": "09:00:00",
  "CookingTemperature": 56,
  "CurrentTemperature": "55.375",
  "CookingStartTime": "2017-06-26 23:38:04",
  "CookingEndTime": "2017-06-27 08:38:04",
  "description": "ローストビーフ"
}

APIはここらへんに書いてあります。

実際の温度制御はここらへんに書いてあります。
PI制御するようにしていて、実装は@hamanoさんのブログを参考にしました。

雑ですが、そんな感じで低温調理機が完成しました。

補足:温度計の校正

調理機自体はできたのですが、温度計の校正をしとくと、なお良いです。
使っているセンサーの温度をそのまま流用すると、誤差があったりすることがあります。
なので、稼働前に信頼できそうな温度計を準備して、
購入したセンサーで取得した温度と差分がないかをチェックしておくといいと思います。

簡単な方法としては、沸騰したお湯にセンサーをつっこんで、
100度からどれくらい差分があるかを確認する方法かと思います。
差分があったら、その分プラマイしておくと、正確そうな温度がとれる気がします。

自分の書いたプログラムだと、
Serviceのパラメータに補正値を登録しといて、温度取得の際に補正してます。

テスト稼働

完成して、めでたいので、肉をアレしてみましょう。

豚肩ロースを買ってきました。

f:id:symmt9302:20171204010839j:plain

これを、ニンニクとか黒胡椒とかを入れた塩分濃度1%ぐらいの塩水に1晩つけときます。
人間は塩分濃度0.8%ぐらいが丁度いい塩加減と感じるそうです。
なので、それに近そうな濃度にしときます。

f:id:symmt9302:20171204010312j:plain

調理機に突っ込みます。
63℃で3時間ぐらいやっときました。

f:id:symmt9302:20171204012009j:plain

取り出して切ってみた様子です。
ちょっとギッチギチに詰めすぎたようで、場所によって火の通りが違いました。
つっこみすぎに気を付けましょう。
左から右に行くほど、火が入っていて、肉が縮んでパサついております。
私的には、一番左の肉塊がいい感じでした。

f:id:symmt9302:20171204010539j:plain

焼き色を付けるといい匂いがして美味しく感じるものなので、
煙出るほど熱した鉄フライパンでジュッと焼いておきます。

f:id:symmt9302:20171204010541j:plain

そんなわけで、美味しく調理できました。
完成写真については、写真を撮り忘れていて無いです\(^o^)/←

とりあえず、美味しかったので、成功です。
豚肩ロースは結構美味しくできるのでおすすめです。
わさびつけて食べると美味しいです。

おわりに

ぶっちゃけ、買ったほうがラクですけど、自分で調理機つくるのは楽しかったです。
Raspberry Piとやっていきな気持ちがあれば作れるので、ぜひやってみてください。

おまけ: 風呂ーストビーフをつくる

低温調理してみたいけど、こんなにいろいろやるのはダルい方に朗報です。
ご自宅の給湯器で温度を 75℃程度まであげれれば、お風呂で低温調理ができます!

やり方は簡単です。

  1. 給湯器の温度を75度ぐらいに設定する

f:id:symmt9302:20171205002011p:plain

  1. お風呂にお湯を張る
  2. 密封した肉を風呂に放り込む
    • 水温的に、牛ももがいい感じです

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  1. 3時間程度放置する
  2. 回収して、焼き色をつけてカットして完成

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この日はローストビーフ丼にしました。

f:id:symmt9302:20171205002057j:plain

光景がなかなかフォトジェニックですが、お肉は美味しくできました。
お風呂に入れないぐらいのお湯を張ったときにでもやってみてください。

参考にしたものリンク

ExoPlayerでMediaSessionをいい感じに扱う

概要

ExoPlayerを使って音楽再生しようとしてた
んで、MediaSessionを使っていき〜〜〜〜というふうになっていた

「色々書いてくの、めんどくさいな〜〜〜〜」と思っていたところ、そこらへんをよしなにしてくれるextensionがあると知った

他のブログとか特に見つからず、公式ブログを読んでも、パッと理解できなかったので、動作確認できたコードを残しておく

ExoPlayerのExtensionを使っていいかんじにやっていく

例にあげたコードは以下を元にしています

Before

public class MediaPlaybackService extends MediaBrowserServiceCompat {
    private static final String MY_MEDIA_ROOT_ID = "media_root_id";
    private static final String MY_EMPTY_MEDIA_ROOT_ID = "empty_root_id";

    private MediaSessionCompat mMediaSession;
    private PlaybackStateCompat.Builder mStateBuilder;

    @Override
    public void onCreate() {
        super.onCreate();

        // Create a MediaSessionCompat
        mMediaSession = new MediaSessionCompat(context, LOG_TAG);

        // Enable callbacks from MediaButtons and TransportControls
        mMediaSession.setFlags(
              MediaSessionCompat.FLAG_HANDLES_MEDIA_BUTTONS |
              MediaSessionCompat.FLAG_HANDLES_TRANSPORT_CONTROLS);

        // Set an initial PlaybackState with ACTION_PLAY, so media buttons can start the player
        mStateBuilder = new PlaybackStateCompat.Builder()
                            .setActions(
                                PlaybackStateCompat.ACTION_PLAY |
                                PlaybackStateCompat.ACTION_PLAY_PAUSE);
        mMediaSession.setPlaybackState(mStateBuilder.build());

        // MySessionCallback() has methods that handle callbacks from a media controller
        mMediaSession.setCallback(new MySessionCallback());

        // Set the session's token so that client activities can communicate with it.
        setSessionToken(mMediaSession.getSessionToken());
        
        // MediaSession to active.
        mMediaSession.setActive(true);
    }
    
    @Override
    public int onStartCommand(Intent intent, int flags, int startId) {
        MediaButtonReceiver.handleIntent(mMediaSession, intent);

        return START_NOT_STICKY;
    }
}

After

こんな感じでPlaybackStateCompat.BuilderMySessionCallbackがいらなくなる

public class MediaPlaybackService extends MediaBrowserServiceCompat {
    private static final String MY_MEDIA_ROOT_ID = "media_root_id";
    private static final String MY_EMPTY_MEDIA_ROOT_ID = "empty_root_id";

    private MediaSessionCompat mMediaSession;
    private PlaybackStateCompat.Builder mStateBuilder;
    private SimpleExoPlayer mPlayer;

    @Override
    public void onCreate() {
        super.onCreate();

        mPlayer = ExoPlayerFactory.newSimpleInstance(this, new DefaultTrackSelector());

        setBroadcastReceiver();
        mAudioPlayer = new AudioPlayer(this);
        mAudioPlayerNotification = new AudioPlayerNotification(this);

        // Create a MediaSessionCompat
        mMediaSession = new MediaSessionCompat(this, LOG_TAG);

        // Enable callbacks from MediaButtons and TransportControls
        mMediaSession.setFlags(
                MediaSessionCompat.FLAG_HANDLES_MEDIA_BUTTONS |
                MediaSessionCompat.FLAG_HANDLES_TRANSPORT_CONTROLS);

        // Set the session's token so that client activities can communicate with it.
        setSessionToken(mMediaSession.getSessionToken());

        // Used MediaSession extension
        MediaSessionConnector mediaSessionConnector = new MediaSessionConnector(mMediaSession);
        mediaSessionConnector.setPlayer(mPlayer, null);
        
        // MediaSession to active.
        mMediaSession.setActive(true);
    }

    @Override
    public int onStartCommand(Intent intent, int flags, int startId) {
        MediaButtonReceiver.handleIntent(mMediaSession, intent);

        return START_NOT_STICKY;
    }
}

補足

再生/一時停止再生一時停止秒送り をしたいときは、PlaybackControllerを自前で実装して、

mediaSessionConnector = MediaSessionConnector(MediaSessionCompat mediaSession,PlaybackController playbackController)

すればよさそう

曲送りやら、ランダム再生やらをしたいときは、QueueNavigatorを実装して

mediaSessionConnector.setQueueNavigator(QueueNavigator queueNavigator)

とすればよさそう

おわりに

ExoPlayerのドキュメント、超読みにくかったり、欲しい情報どこにあるのか謎な問題、あるとおもいます

ReactNativeのアプリをバックグラウンドにするとJSのコードが動作しない(Android)

ReactNativeで書いたコードが、アプリをバックグラウンドにした時、動作しないと気づいた。

ネイティブコードで非同期処理をして、その結果を こんなかんじで JS側にイベント投げて、stateの更新を行うみたいなことをしていたときに、アプリがバックグラウンドになってるとイベントのキャッチができてなくて、stateが更新されず、はあ...?となっていた。

テキトーなコードを書いてみたところ、バックグラウンド時にはJSのコードが動いていない様子だった(0.44.0と0.49.3で確認した)。

例えば、以下のようなコード。
1秒ごとに「wei」とログを吐き続けるウェイなアプリを作ったとする。
フォアグラウンドのときは動作するが、バックグラウンドにしたあと、ウェイしてくれなくなる...。

App.js

/**
 * Sample React Native App
 * https://github.com/facebook/react-native
 * @flow
 */

import React, { Component } from 'react';
import {
  Text,
} from 'react-native';

export default class App extends Component<{}> {
  componentWillMount() {
    console.log('App.js: componentWillMount()');

    setInterval(
    () => { console.log('App.js: wei') }
    , 1000);
  }

  render() {
    console.log('App.js: render()');
    return (
      <Text>Wei</Text>
    );
  }

  componentDidMount() {
    console.log('App.js: componentDidMount()');
  }

  componentWillUnmount() {
    console.log('App.js: componentWillUnmount()');
  }
}

index.js

import { AppRegistry } from 'react-native';
import App from './App';

AppRegistry.registerComponent('CheckBackground', () => App);

以下がその時のログ

バックグラウンドにするとウェイウェイしてくれなくなった

// フォアグラウンドのとき

10-22 22:31:41.910 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: componentWillMount()
10-22 22:31:41.914 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: render()
10-22 22:31:41.948 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: componentDidMount()
10-22 22:31:42.925 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: wei
10-22 22:31:43.940 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: wei
10-22 22:31:45.031 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: wei
10-22 22:31:45.975 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: wei
10-22 22:31:46.989 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: wei
10-22 22:31:48.010 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: wei
10-22 22:31:49.031 30529-30578/com.checkbackground I/ReactNativeJS: App.js: wei

// ここでバックグラウンドにした ウェイしてくれなくなる

ドキュメント等できちんとしたエビデンスが得られていないが、バックグラウンド時には、JSコードは動作しなくなる的なコメントがStackOverFlowにあった でもこれ2年前近いコメントなんだよな...。挙動的に今もそうなってるぽいけど...。

There is a limitation in React Native wherein when the app is in the background the js bridge stops getting messages. This means if you are trying to send the data from js then you won't be able to count on the data making it. Alternatively you could write the code to send the updates in native code and that should do the trick javascript - How can I run background tasks in React Native? - Stack Overflow

認識が間違ってたり、ドキュメント等をご存知でしたら、コメントで教えてもらえると泣いて喜びます

staticフィールドは、意図せず初期化されることがある

概要

  • AndroidJavaで書くマンしている
  • 今まで、staticに突っ込んだ値は、アプリのプロセスが終わるまでは生きていると思っていた
  • プロセスが終わるまで生きてるんだから、staticに値つっこんで管理せばええやろ〜〜〜と思って、そういったコードを書いている箇所があった
    • 今回の場合、staticフィールドに状態を持たせるようなコードを書いていた
  • 「staticの値って、ホントにプロセス終わるまで生きてるの?」「その理解、ホント?」とレビューで突っ込まれた
  • 先に書いていた理解してた事柄は、学生の時に「そうなんだ〜。ふ〜ん。」程度に覚えていた知識で自信もなかったので、調べたのでそのメモ

先に結論

  • staticも初期化される可能性は普通にある
  • staticとするのは定数のみにして、状態管理に使わないほうが良さそう

(この理解に間違いがあれば、何かしらでツッコミを入れてもらえると、とてもありがたいです)

Staticな変数ってそもそもなに

インスタンスではなく、クラスに紐付けられた変数
インスタンス変数 ↔ クラス変数

JVMの概要

じゃ、そのクラスの情報はどう管理されているか。 JVMがどうなっているか調べてた。

JVM | Java Virtual Machine - Javatpoint

ざっくり

  1. JVMが起動すると、ClassLoaderなるものが動作し、アプリケーションで利用するクラスを読み込む
  2. 読み込んだ内容は、メモリに展開され、画像中央の白枠のようにそれぞれ領域別に展開される
    • アプリケーションに含まれているクラスの中身は、Class Areaに読み込まれる
      • staticな変数(クラス変数)はこの領域に格納される
    • 生成したインスタンスHeapにつっこまれる

クラスローダーとかいうやつが、鍵っぽい

クラスローダー

JVM起動時にアプリケーションで利用するクラスを読み込んで、メモリに展開するくん

クラスローダにはいくつか種類がある

  • ブートストラップ・クラス・ローダー

    • 起動時にまず呼び出されるクラスローダ
    • JVM自体の実行に必要となるシステム・クラスをロードするのが役割
    • 注意として、読み込めるすべてのクラスをロードするのではなく、アプリケーションからのクラス参照があった時にロードされる
    • JDKディストリビューションによって提供されているすべてのクラスがこのクラス・ローダーによってロードされると理解して問題ないとのこと
    • オプション-Xbootclasspathをいじると、ブートストラップ・クラス・ローダーがロードできるクラス・セットの範囲を変更できる
  • 拡張クラス・ローダー

    • ブートストラップ・クラス・ローダの子にあたる
    • 最初に親に委譲し、その後必要なら、そこではじめて対象のクラスを検索し、解決する
    • 拡張ディレクトリという領域からクラスをロードする
      • これは、java.ext.dirsシステム・プロパティで指定する
    • ロードされたクラスは、JVM固有の構成を指定するために使用でき、JVMプロセスに追加でロードするライブラリを変更できる
  • システム・クラス・ローダー

    • アプリケーション・クラスおよびクラスパス上にあるクラスをロードする
    • 拡張クラス・ローダーと同様に、最初に親に委譲し、その後必要なら、そこではじめて対象のクラスを検索し、解決する
    • オプション-cpでクラスパスを指定できる

ロードについて

大きく4つのフローがある static変数に値を突っ込むのは、準備の段階らしい

  • 検証
    • クラスが破損していないこと、および構造的に正しいことを検証する
    • 実行時コンスタント・プールが妥当
    • 変数の型が正しいこと
    • 変数がアクセスされる前に初期化されている
  • 準備
    • 静的フィールドをそれぞれの型に合うデフォルト値に初期化する処理が含まれる
    • 例:準備後はint型のフィールドには0、参照はnullになる
  • 解決
    • 実行時コンスタント・プール内のシンボリック参照が、実際に必要とされる型の妥当なクラスを指し示していることをチェックする
    • シンボリック参照の解決が契機となり、参照先のクラスのロードが行われる
  • 初期化子群の実行
    • クラスが準備済み、検証済みであることを前提として、クラスの初期化子(イニシャライザ)を実行する
    • すべての静的初期化ブロックのコードを結合した静的初期化子(スタティック・イニシャライザ)メソッドも実行される
      • 初期化プロセスは、ロードされたクラスごとに1回のみ実行すべきものであり、同期的に処理される
      • これは特に、クラスの初期化によって他のクラスの初期化が起動される恐れがあるため、デッドロックに注意して初期化を行う必要があるから
        • 初期化処理が重複して行われないようにしたいから、という理解でいいんだろかな

アンロードについて

ロードはJVMの起動時に行われ、不要となったクラスのアンロードは、そのクラスが利用されなくなったときに行われる
これが実行されるとクラスのデータも破棄されるので、staticフィールドも破棄される
どういったときにアンロードされるのかは、以下のとおりらしい。

クラスのアンロードは、そのクラスが不要になった時に起こる。 クラスが不要になる条件は、以下の 3 つの条件を全て満たす必要がある。

  1. ヒープ中からそのクラスのインスタンスがなくなること。
  2. そのクラスの static メソッドを実行中のスレッドがいないこと。
  3. そのクラスをロードしたクラスローダーを現わす ClassLoader 派生型のインスタンスがヒープ中からなくなること。

クラスが 1. ~ 3. の条件を満たしているかどうかの判断は、実装的な理由により GC 時に行われる Java VM が多い。

Java のクラスアンロード (Class Unloading)

アンロードが起こるとstaticフィールドの値も吹き飛ぶことがわかった。

でもそれ、AndroidJVMだと、どれぐらいの頻度でおこるもんなの...?
公式には以下のように書いてあった
先の1~3と同じ条件と思っていれば良さそうな気がした

The class references, field IDs, and method IDs are guaranteed valid until the class is unloaded. Classes are only unloaded if all classes associated with a ClassLoader can be garbage collected, which is rare but will not be impossible in Android. Note however that the jclass is a class reference and must be protected with a call to NewGlobalRef (see the next section).

JNI Tips | Android Developers

ただ、DalvikとARTどっちもそういう理解でいいのか...?

Dalvikについては、以下のStack OverflowにDalvikのエンジニアやってた人がコメントしている
先の1~3と同じ条件と思っていれば良さそうな気がした

ARTについては、それらしい文献を見つけれていない
明示的にARTって書いていないけど、公式にアンロードされることがあるって書いてあるし、そう思っておくことにする

また、以下の記事があった
公式ドキュメントでは「あんまりアンロード起こらんよ」とはいいつつ、わりと普通にunloadされているらしい

ご存知の通り、Androidはメモリが逼迫するとバックグラウンドにあるActivityやらServiceやらを殺していく。 殺されるのはそういったAndroid特有のオブジェクトだけではなく、 アプリのライフサイクルとは無縁の上記ContextHolderのようなオブジェクトも例外では無い…ように感じる。 というのも、実際に上記のようにstaticで参照を保持しているフィールドにアクセスするアプリで、 ぬるぽでクラッシュしたレポートがコンスタントに上がってきているので。 クラスがUnloadされると、次回必要になった際に再Loadされる。 その時に初期値を設定していないstaticフィールドはnullで初期化される。 そこで本来はApplicationクラスのonCreate()でContextを設定したいところが、 プロセスまでは殺されていないためにApplicationクラスのonCreate()が再度呼ばれず、 staticフィールドはnullのままになってしまうのである。

Androidアプリでstaticフィールドは絶対ではない - PEEE802.11

結論

  • staticも初期化される可能性は普通にある
  • staticとするのは定数のみにして、状態管理に使わないほうが良さそう

(この理解に間違いがあれば、何かしらでツッコミを入れてもらえると、とてもありがたいです)

参考

NativeBaseを導入しようとしたら、無限に怒られた

怒られるまでの流れ

error: bundling: UnableToResolveError: Unable to resolve module `AccessibilityInfo` from `/Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/Libraries/react-native/react-native-implementation.js`: Module does not exist in the module map or in these directories:
  /Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/node_modules
,   /Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules
,   /Users/symmt/node_modules

This might be related to https://github.com/facebook/react-native/issues/4968
To resolve try the following:
  1. Clear watchman watches: `watchman watch-del-all`.
  2. Delete the `node_modules` folder: `rm -rf node_modules && npm install`.
  3. Reset packager cache: `rm -fr $TMPDIR/react-*` or `npm start -- --reset-cache`.
    at ResolutionRequest._resolveNodeDependency (/Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/packager/src/node-haste/DependencyGraph/ResolutionRequest.js:394:11)
    at tryResolveSync (/Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/packager/src/node-haste/DependencyGraph/ResolutionRequest.js:136:20)
    at tryResolveSync (/Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/packager/src/node-haste/DependencyGraph/ResolutionRequest.js:66:12)
    at ResolutionRequest.resolveDependency (/Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/packager/src/node-haste/DependencyGraph/ResolutionRequest.js:134:22)
    at dependencyNames.map.name (/Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/packager/src/node-haste/DependencyGraph/ResolutionRequest.js:145:59)
    at Array.map (<anonymous>)
    at ResolutionRequest.resolveModuleDependencies (/Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/packager/src/node-haste/DependencyGraph/ResolutionRequest.js:145:42)
    at module.read.then (/Users/symmt/Program/Study/ReactNative/Molpe/node_modules/react-native/packager/src/node-haste/DependencyGraph/ResolutionRequest.js:172:40)
    at <anonymous>
    at process._tickCallback (internal/process/next_tick.js:188:7)

解決策

以下、動くようになるまで調べたりやったことのまとめ

ReactNativeのバージョンとNativeBaseのバージョンがあっているかを確認

NativeBaseのリポジトリに、ReactNativeのバージョンとそれに対応するNativeBaseのバージョンが書いてあるので、合致しているか確認

この時点で、自分の環境が以下のようになっていることに気付く

  • ReactNative: 0.44.0
  • NativeBase: 2.3.2

NativeBaseの2.3.+では、ReactNativeの0.46.0以上を使ってね!!と書いてあった ReactNativeのバージョンが低いやん...!となり、以下の感じでReactNativeのバージョンを更新した

$ yarn upgrade react-native@^0.48.0

またられる

今度は、undefined is not an object (evaluating 'ReactInternals.ReactCurrentOwner')と怒られた

ファーーーーーーとなりながら、ggったところ、以下のIssueを見つけた

@winterrain5 As I mentioned, make sure you've installed the correct version of React. If you're using React Native 0.45:

yarn add react@16.0.0-alpha.12

undefined is not an object (evaluating 'ReactInternals.ReactCurrentOwner') · Issue #13874 · facebook/react-native

なるほど? そのまま、reactを更新したところ、動きましたとさ。

なお、この記事を書いた段階だと、NativeBaseがreact@16.0.0-alpha.13をサポートしていないと書いていたので、注意。

f:id:symmt9302:20170930164239p:plain

ReactNativeさわりはじめて思うのは、エラーログから何を対処すればいいか、サクッとわからないので、つらい

おしまい。

Slackのクライアントアプリが重くてつらいので、ブラウザで運用することにした

Android開発をするようになってから、作業中に「PCが重いな〜〜〜〜」と思う率が高い気がする。 で、アクティビティモニタを見てみたら、Slackがなかなか重そうなことに気づく。

ggってみると、クライアントつかわず、専用ブラウザで運用する人もいるそうな?

自分でもやってみるか〜〜〜〜〜〜〜と思って、ごにょごにょしたので、そのまとめ

やったこと

  • Slackの専用ブラウザとしてSafariを使った
  • 今まで開いてたSlackのチームをSafariで開きまくった
  • Safari Standを入れて、左端にタブを表示するようにした

Slackの専用ブラウザとしてSafariを使った

そのままです。 Chromeよりは軽いと思うから、Safariで運用していこう!!と決めただけ。

今まで開いてたSlackのチームをSafariで開きまくった

たくさんチャンネル入ってるとダルそうな作業です Slackで利用しているメアドを統一していれば、以下の記事を読むと幸せになります

https://slack.com/signin/find にアクセスして、メールアドレスを送れば、 JoinしているチームのURLが記載されたメールが受け取れます。最高に便利。

あとは、そこからポチポチしてけば良し。

Safari Standを入れて、左端にタブを表示するようにした

当たり前ですが、ブラウザで運用するとなると、開いた各チームはタブになります。 元のクライアントアプリみたく、左サイドに欲しい……..。

Safari Standを入れるとできるとのこと。 以下を参考に導入しました。

なお、これで導入して表示したサイドバーを移動させたいときは、右クリックすると出てくる Move Sidebar To Far Side をクリックすると移動できます。 (最初右側に表示されてしまって、左に移動させようにも、ドラッグ移動できるわけでもなくびびったのでメモ)

おわりに

とりあえず、これで開発中に「パソコン重い!!!!!!!!!!」とイライラしなくなるといいですね

IoTなLED電球をもらった

1ヶ月前、誕生日でした。
いろいろと、ありがとうございました。

そのときに、気になっていたBluetooth接続できるLED電球をいただきました。
ありがとうございます!!!!!!!!!

こういう電球は、Hueが有名ですが、
気になるけどくっそ高くて、なかなか手を伸ばせないな〜〜〜〜と思っていたので、
2000円かからないでゲットできるなら触ってみたいと思ってたのです。

と、いうわけで、遊びました。

とりあえず、電球を設置するのに、IKEAでウォールブラケットを買ってきました。

で、買ってきて気づいたのですが、このウォールブラケットは電球の型がE17のものでした…………… このLED電球の型はE26でした………………

変換コネクタを買って、かまして、つけたのですが、不格好に………………………….

うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気になるけど、まあ、いいか、うん

で、Bluetoothで接続してアプリいじると調光ができるそうなので、やってみた
ディスコ感(?)があります

色も好き勝手に変えれるし、輝度も調整できるので、すっごく楽しいです

夜、シーリングライトつけると明るすぎるな〜〜と思ってたので、
夜の部屋の照明として使っていきたいな、という感じです。

Hue的な電球欲しい人には、おすすめできるかと思います👌👌👌